24 Season2


今更の24。
Season2、視聴完了。
前は、主要登場人物にそれぞれエピソードを抱えて、それがその家族を巻き込んで、当人がその調整をしたり、意見がかわったり、戻ったり。しかもドラマの設定上24時間以内に解決しなきゃいけないから、話の本筋から外れたエピソードは本当にうざい。出てくる人はみんな情緒不安定にしか見えなかったSeason1。しかし、このSeason2はそれらが減った。


このドラマ、主要なテーマの一つが、「家族」だと思うんだけど、こんなに裏表のない正直な家族を演じ、強制されなくてはならないのでしょうか。
家族という名のもと、嘘や怠慢を許さず、しかも親や夫の職場に、20分おきに電話をして、連絡がないとキレたり、泣いたり、疑ったり、そして今言う必要のないことを、ジャックが絶体絶命の時に告白したりと、都会に住むアメリカ人て大変、と思いました。
そして、今回もキンバリーちゃんにも様々な危機が襲いかかるんだけど、今回のキンバリーちゃんがすごいのは、本編メインストーリーとは一切関係のない悲劇に迷い、自ら油をさし、火をつけられ、泣き、24の各話の緊張感を保ち、ジャックバウアーさんを心配させるためにいるだけ、というすごい役所だったこと。24のドラマのシステムではなかったら、削られるエピソードだろう。前回は必然性があったんだけどねぇ。


今回もどんでん返しにつぐ、どんでん返しで息もつかせぬ展開で、もう夢中でしたが、
ジャックバウアーさんのさすが、CTUで生き残っていくだけの人だから、一睡もせず、やっぱりオシッコもしません。あえて描写していないのではなく、ないと思う。そんな過密さだ。
しかも、飛行機が墜落して、足に木がめりこんで、顔を歪めて引っこ抜き、その話中は足を引きずっていたけど、次話(ドラマ内では1時間後→リアルタイムの視聴者にとっては1週間後)では元気はつらつとしている。数時間後には走れるし、殺陣も演じるし、超人です。
もう一人の主人公のパーマー大統領の方は、今回、政府内の抗争にはあまりリアリティーがなく、司令室編は見るのが苦痛だった。


しかし、こんなにも愛憎と野望、打算うずまき、多くの裏切りと大切な人の死を乗り越えて、アメリカを守る、ジャックバウアーさんから目がはなせません。
つづく